歴史ある文庫 岩波文庫など約700冊 出張買取 八王子市
買取品詳細
買取品目 | 学術書 専門書 文学書 | ||
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商品名 | レ・ミゼラブル カラマーゾフの兄弟 銀河鉄道の夜 リア王 イタリア紀行 | ||
ご住所 | 東京都八王子市 | 買取方法 | 出張買取 |
スタッフから一言
「くじら堂」のスタッフSです。
この間、東京都八王子市のお客様から文学を中心とした岩波文庫など約700冊があるとお問い合わせがあったので、スタッフがお伺いしました。
文学書は図書館にも本屋にもあるジャンルの本ですが、自分から進んで手には取りませんでした。言い回しが難しくて読むのが大変という理由もありますが、やはり自分で本を買ったりして読まなくても教科書に乗っていたり、TVで紹介されるからという理由もありました。
今回の本の中にあった文学書は聞いたことのあるタイトルばかりで、知っているタイトルの本だと、たとえあまり身近でないジャンルの本でもちょっとだけ親近感が持てます。私がわかる文学書との出会いは高校生の頃でした。でも読んだ本は小説ではなくわかりやく絵でまとめられている漫画でした。古い小説や海外文学は風景描写等が描かれていても、自分で想像することが難しくて、そうなるとあまり小説の内容が頭に入ってこなくて結果面白くなかったな、という感想になっていました。しかし、私が読んだ本のようにわかりやすく絵で伝えてくれる漫画はその時代や国の世界観が絵でよくわかり、するするとストーリーが頭に入ってきました。
純文学はライトノベルのように主人公たちが楽しく会話しながら話が進むような本と違い、あまりセリフ自体が少ない気がしました。だから読みにくいと感じていましたが、漫画で読めば誰がどんな顔をしてその言葉を使ったのか等その時の心情、感情、背景等がよくわかりました。特に今回お譲り頂いた本にもいました、リア王とカラマーゾフの兄弟は何となくストーリーは知っていましたが、難しそうでしっかり読むことが出来ませんでした。しかし漫画で読んでみるとどんなストーリーだったのかが改めて知る事が出来ました。せっかくあらすじがわかったのでいつか、原作小説でも挑戦してみたいと思いました。その他にも文学小説を知る機会がありましたが、やっぱり言い回しが難しい作品が多くて、でも先に大体の話を知ってから読むとなんとかストーリーが頭に入ってきました。そこで気が付きましたが、文学は言い回しが難しいけど、綺麗な言葉で書かれている物も多くありました。言葉の魅力を知るにも文学は最適だなと思いました。
岩波文庫とその歴史
岩波書店の文庫本レーベルとして知られている「岩波文庫」の歴史は、1927(昭和2)年にまでさかのぼります。考案者は岩波書店の創業者である岩波茂雄で、ドイツで19世紀の半ばに創刊されたレクラム文庫をモデルとし、さまざまなジャンルの本を安い価格で販売することで、より多くの人々に本を手にとって読んでもらうことを目的に立ち上げられました。最初に発行された日は1927年7月10日で、刊行物は『新訓万葉集』ほか数種類でした。1991(平成3)年から2015(平成27)年3月までの間は、活字と冊子のサイズを大きくしたワイド版も販売されていました。
岩波文庫では、古典的な価値が定着しているものを中心に刊行しています。レーベルが立ち上がってから長い間は、この条件にあてはまらない作品は岩波文庫から刊行されることはありませんでしたが、2000(平成12)年に岩波現代文庫が立ち上がってからはこちらから刊行されようになりました。
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